人気ブログランキング | 話題のタグを見る
抗がん剤治療をやめるとき 2
抗がん剤 10の「やめどき」~あなたの治療、延命ですか? 縮命ですか?
長尾 和弘氏 著

抗がん剤治療を始めた1年2ヶ月前に読んだ本です。
抗がん剤治療を終わろうとしている今
再度読み返しました。

長尾先生が書かれた10のやめどきは
以下のとおりです。

1.最初から受けない(現在の医療では、標準治療を選択すると受けますね)

2.抗がん剤開始から2週間後

3.体重の減少

4.セカンドラインを勧められた時

5.腫瘍マーカーが下がらない間は抗がん剤をと主治医が言った時

6.それでもがんが再発した時

7.うつ状態が疑われる時

8.一回治療を休んだら楽になった時

9.サードラインを勧められた時

10.死ぬときまで(実際に亡くなる前日まで打つ人もいるそうです)

パクリタキセルの(タキソール)副作用に苦しみはじめたときに
やめるべきだったのでしょうか?
今でもこの選択が良かったのか、家族は悩みます。
主治医が続けましょう~という限り
本人も頑張り「やめる」と言い出しにくいものです。

最後の抗がん剤TS-1は、パクリタキセルの終了後
2週間たってから、経口薬で朝夕1日2回、2週間服用しました。
TS-1を始める前に、心臓エコー、心電図の検査
週に1~2回がん専門病院へ通院して、血液検査を受けながら。

TS-1の副作用は個人差がありますが
これまでのように点滴や注射ではなく
抗がん剤を飲むのですから、消化管機能に著しい障害がでてきました。
がん末期でしたし、抗がん剤がきかない播種や転移が進んでいたようです。

もうこれ以上は副作用のほうがつらい。
QOL、生活の質を大事にするべきだと考えるようになり
抗がん剤治療をやめる決心をして主治医の先生とよく話し
1年3ヶ月通ったがん専門病院とさよならをしました。

抗がん剤の影響は血中濃度なので2週間ほど。
副作用がやわらぐのは、もう少し先です。

抗がん剤治療がなくなり、かかりつけ医がないので
在宅医療を地域包括支援センターに紹介していただきました。

往診に来てくださった先生は
「この先生に出会えてよかった。
 すべてを先生と一緒に考えていこう」と家族みんなが思える
素晴らしいお医者さんです。

認定NPO法人トゥギャザーでは
知的障害や精神障害のある人を入居者とする
グループホームづくりをサポートしています。

認定NPO法人トゥギャザーの公式HPはこちらです→ 

お問い合わせは、こちらまで→ 

by Rhythm_studio | 2016-02-20 12:38 | ♪がん治療と終末期医療


<< 要介護認定から障害支援区分、地... 抗がん剤治療をやめるとき 1 >>