カテゴリ:♪設計現場から( 4 )
グループホームの現状 ~スプリンクラー問題~
新築のグループホームでも建築基準法・都市計画法・消防法は、大変複雑ですが
既存物件のリフォームの場合は
建築基準法で「用途変更」が必要になることもあります。

一般住宅をリフォームするときには、行政の福祉担当だけでなく
都市計画担当の部署へも申請許可が必要です。

グループホームが、共同住居や寄宿舎扱いになるなど
いまだに、地域によっては地区計画の制限があったり
職住分離の問題で、作業所と一緒に建設できないなど注意が必要です。

現状は、公的資金も乏しいことから、福祉法人の自主建築は稀で
公営住宅や民間の空き家を使っているリフォーム物件が多く
バリアフリーやプライバシーの確保の面でも問題があります。

厚生労働省の2013年の調査によると
障害者グループホームの1万5千のうち、7割が賃貸でした。

グループホームの火災が問題になってから
スプリンクラー設置が義務づけられ、高額の設置費用は、大きな負担となっています。
賃貸の場合、家主から設置を認められなければ、住めなくなる恐れもあります。

社会福祉施設へのスプリンクラー設置基準は
多数の入居者が亡くなる火災が起きるたびに厳しくなっています。
2018年4月以降は、設置しない場合、自治体から指導を受けます。

スプリンクラーを後付けで設置する場合
賃貸マンションのグループホームで400万~500万円が必要です。

国の補助制度はありますが、補助枠が狭く、受けるのは難しいようです。

グループホームの経営は収支がほぼ同じというケースも多く
想定外の出費は経営を圧迫しかねない状況です。

スプリンクラー設置だけのリフォームに多額の費用を払うのならば
利用者さんがより使いやすいように、この際、新築へというご意見をよく伺います。

もちろん、入居者の一人ひとりにとって
安全、安心な住まいとなるように、建築・運営ともに考え
障害の重い人とも訓練を重ね、指示に沿って避難できるようにするなど
スプリンクラー以外の安全対策も必要です。

火事だけが災害ではありません。
これからは、災害時避難計画を施設の全体計画と個別支援計画としても考えていくべきです。


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by Rhythm_studio | 2016-06-26 09:31 | ♪設計現場から
グループホームと個別支援(アセスメント)
12月3日から9日の1週間は「障害者週間」です。
障害者について関心と理解を深める目的で定められました。
認定NPO法人トゥギャザーも障害者週間には
梅田スカイビルにて「ふれあいトゥギャザー」
シンポジウムや販売会を毎年開催しています。

今年は、グループホームについて、愛知県のシンポジウムにも参加します。

ホームの建設は、ハード面だけでなく、
「その人」に必要な配慮が何か?という評価(アセスメント)を
支援する人たちで集まり、話し合うことが大切です。
入居前に「本人のアセスメント」を把握しているかが重要です。

そのうえで、設計に関わるチームは、ハード面は既成品を活用し
障害のある人にとって役立つ建材や設備、照明や防音対策、仕切りを提案し
支援するスタッフとも話し合い、アセスメントに寄り添い
入居者される方が、安心して、安全に暮らせるホームにと取り組んでいます。


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by Rhythm_studio | 2013-12-05 19:19 | ♪設計現場から
設計中に気づいたこと 1
現在、設計中のグループホームで気づいたことを。
①洗面台について
 洗面台は洗面所の中に・・・という設計が多いですが
 グループホームでは、洗面台はオープンスペースに置く方がよいと思います。

 口腔ケアに支援員さんの目視が必要であったり
 ノロウィルス対策には、手洗い、消毒が必須です。
 
 また、お風呂へ入る人が洗面所で着替えをしているときや
 洗濯機を使っているときに
 ほかの利用者が、いつでも使用できるように
 洗面台を洗面所の外に設置するようにしています。
 
②キッチン・食器棚について
 利用者の日常生活自立のために
 食器棚・カップボードをダイニング側に設けるなど
 配膳や食器の片付けが手伝える動線にしています。
 
 最近は、グループホームの朝食・夕食にケータリングがふえてきました。
 ケータリングの場合でも、食器を洗う、ゴミの分別などを
 利用者も手伝い、動ける幅・ゴミスペースの確保も必要です。

現在、就労継続支援B型の作業棟の設計も担当しています。
作業台を昇降式にして、立ち作業も可にすることで
完全立ち作業による、就労に向けての体力作りを。

可動式のパーテーションで、室内を区切り
面接の練習や違う作業ができるように。
コーディネート、使い方次第で、設計料を上げない工夫もしています^^。


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by Rhythm_studio | 2013-01-03 16:25 | ♪設計現場から
入居者が主役のグループホームを
グループホームを入居者が主役の家となるように
じっくりとプランを立てていきましょう。

立地は、就労先や通所している作業所へ通勤が可能なところ
サポートしている福祉施設から近いことなども重要です。

現在、厚生労働省からは
定員は「4人以上、5人がふさわしい。」と指導があります。
ひとつのユニットの入居定員は原則として10人以下です。

5室+ショートステイ1室を男性・女性棟

あわせて10室+ショートステイ2室のプラン。

ショトーステイは、基本定員の1割で、10人定員ならば1室ですが

男性・女性棟と分ければ、2室が可能です。

居室の面積は、一人一部屋
収納を別として、最低基準が7.43㎡(約4.5畳以上)です。
空間構成は、居室のほかに
大切な「共有スペース」食堂・リビングは広くとりたいですね。

男女がいっしょのグループホームも多いですから
トイレは二つ以上ほしいです。
(できることなら一つは車いす対応が理想です)

世話人さんからお話をうかがっていると
女性だけのグループホームは、大変!だそうですよ。
男性の目、異性の目は、大切です。
リビングは、一番ちいさなコミュニティ!

洗面台も洗濯機置き場のスペース
浴室は、介助が可能か?設計当初から考えましょう。
住み心地のよい家、暮らしやすい家
入居者が主役のグループホームをいっしょに実現していきましょう。。


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by Rhythm_studio | 2011-05-09 15:34 | ♪設計現場から